会社HPの修繕のため、長くブログがアップデートできず、申し訳ありませんでした。
本日は、モンテッソーリ教育とモンテッソーリケアのコラボレーションの様子をお伝えしたいと思います。
私は、1年以上、自身の地元である大阪府豊中市にあるサ高住 柴原モカメゾンにて
モンテッソーリケアワーカーの資格を生かし、働いています。
また、この秋ごろから、守口市に新設された、療育子ども園凸でも、
モンテッソーリ×英語の強みを生かし、こどもたちに英語のプログラムを提供しています。
子どもたちと高齢者のこころの交流を目指して
おひさまの新事業の一環として、新たな多世代交流を目指したプログラムを始めました。
具体的には、
サ高住 柴原モカメゾンでは、療育子ども園凸で使用する教具づくりを、手先の作業を得意とする、高齢者の方々に手伝っていただいています。
そして、療育子ども園凸のこどもたちには、高齢者の皆様が愛を込めて作ってくださった手作り教具を、大切に使ってもらい、楽しく学びを深めています。
コロナ渦の為、高齢者と子どもたちの対面での交流はなかなか難しい状況ではありますが、遠い空の下で、
たくさんの大人たちからの愛を受け取っていること、
相手の笑顔を想って、贈り物を大切に作ること、
を感じてもらえる時間は、かけがえのないものです。
人から感謝されること
サ高住 柴原モカメゾンには、経歴も、年齢層も、出身地もばらばらの10人前後の高齢者がお住まいです。
その中に、お若い頃より、自治会の集まりによく参加されていた方がおられます。
毎年クリスマスには、サンタの折り紙を折って幼稚園に寄贈されてきたのだそうです。
「昔と違って、折り紙を子どもと折る機会がなくなっているから、お母さんに喜ばれるんや」とよくお話してくださいます。
人から感謝されることはとても大切です。
感謝されることで、自己肯定感や達成感を得ることができるためです。
みんなでつくろう、楽しいクリスマス
その方にとって、大切な思い出である、折り紙でのサンタ作り。
ご相談したところ、「やるよ!」と頼もしい一言!
今年は、療育子ども園凸の子どもたちに向けた、クリスマスカードづくりをしていただくことになりました。
援助の仕方
ここで、モンテッソーリケアを活かした関わりを、一つご紹介します。
元々折り紙をお得意とされてきた高齢者の中でも、認知症を患ったことで、折る順番が途中でわからなくなり、折り紙自体を諦めてしまわれる方がいます。
手先の器用さはあるにも関わらず、その機能を日常の中で活かしきれていないのは、とてももったいないことです。
その、途中離脱を防ぐためのサポート「折り紙の教科書」を用意しました。
この教科書があることで、工程をわかりやすく視覚化され、途中で折り方がわからなくなり、不安になってしまったとしても、自分のペースで、自分の好きなだけ、自分で考えて何度も挑戦することができます。
まずは、始めにこの「教科書」をみながら、お手本をおみせします。
その後は、基本的には口を出さず、見守ります。
一人でトライするタイミングを提供する、お料理の時の見守りと共通していますね。
今回、④→⑤の工程に苦労されていたので、その部分だけお声がけさせていただき、お教えする場面もありましたが、最終的にはすごい集中力で、この日は1時間半ほどで、20人のかわいいサンタができあがりました。
これは、その方の持つ能力の維持を活かす援助です。
他にも、絵の先生をされていた方が、サンタさんのお顔を描いてくださったり、とそれぞれの強みを生かしながらクリスマスカードを作り上げました。
クリスマスのおくりもの
サ高住 柴原モカメゾンの皆さんが、作ってくださったクリスマスカードは、療育こども園凸のお子さんたちへ、私が責任を持ってお届けしました。
一人ひとりこどもたちのために考えたメッセージ!
もらったカードを、真剣な表情で、じっと見つめてくれていますね!
なんと!後日、療育こども園凸からも、サ高住 柴原モカメゾンへ可愛いプレゼントが届きました!
心のこもったメッセージカード♡
レザークラフトで子どもたちが作ってくださったそうです☆彡
このようなすてきな繋がりが続いていきますように☆彡