モンテッソーリケア
モンテッソーリケアとは
イタリアのマリア・モンテッソーリ博士が提唱したモンテッソーリ教育を元にした、すべての方、特に高齢者や認知症と共に生きる方のための「やりたいこと」を「自ら選ぶ」ことできるようお手伝いするケア手法です。
一人ひとりのこれまで送られてきた人生や、大切にされてきたことをベースに、違いを認め合い、失敗を恐れず、自由にチャレンジできる環境づくりを目指します。
モンテッソーリ教育と
モンテッソーリケアの違い
・若い頃から現在までのその人がどのように生きてきたかを知ることが大切とされています。
・興味や強みを生かしたアプローチを行います。
・毎日の中で、日常生活動作を反復し繰り返すことで、機能の維持を目指します。
・興味や強みを生かしたアプローチを行います。
・毎日の中で、日常生活動作を反復し繰り返すことで、機能の維持を目指します。
モンテッソーリケアの3本柱
活動(好きな時にできる「アクティビティ」)
・一人ひとりにあわせた手仕事
・残存機能の維持を目的とした適切な運動
・記憶を刺激したり、五感を使うような活動
・心から好きな活動をご自身で選ぶことができる
役割(コミュニティで貢献できる「係り」)
・社会の中で、貢献できる役割
・人から感謝されることで、自己肯定感や達成感を得る
・昔から行ってきた仕事に関連する能力の維持を目指す
視覚的手助け
「メモリーブック」は、コミュニケーションツールとしての機能をより強化し、過去の階層だけではなく、現在~未来へと繋がっている自分をイメージできるように、ご本人から時系列で聴取した自伝的記憶と現在の生活を、写真やイラストを組み合わせてアルバムにしたものです。
場所や物の場所が掛れた「テンプレート」
やり方がかかれた「作業工程の分解」
作業に必要な「小道具」
サイン・メモ・ラベル表示・リスト表示といった文字に起こされた「キューカード」を作成し、視覚的に外部から記憶をサポートします。