「老いること」で、「できなくなる」ことがあります。
一方で
「老い」ても、「できること」があり、
「老い」だからこそ、「できること」もある。
つまり、
「老い」ることは、=(イコール)「できなくなること」ではないと思います。
なぜなら、できることは、できなくなったことに裏付けられているからです。
小さい子どもさんを思い出してください。
お腹が空いたと言葉でお話しできるようになった時、
その子は、前に赤ん坊だった時のように泣いて、発声することができなくなったのです。
誰もが老います。これは、人間として生を受けた以上、寿命が定められており
例え、どんなにお金を稼いでも、善い行いをしても、平等に人は時間と共に老いていきます。
つまり、生きることは老いていくことなのです。
生きることを考えた時、「できること」だけでは人生は成り立ってきませんでした。
できないことを受け止め、どう生きるか
どうやって「老い」に向けて生きていくか
「老い」ることで、身体的に「できなくなること」は、自然なことです。
できなくなったことを認め、それでも生きるために、
「できること」にも目を向けながら、別の生き方を探すそのスタート地点は
私たちのこれから生きていく人生で、一番若いタイミングである 今 なのです。
次回のテーマは、「できるように手伝って」です。