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スタッフブログ

季節の贈り物 ありがとう、梅さん

まだまだ雨が降る日もありますが、次第に梅雨も明け

いよいよ夏本場に近づいてきている気配がありますね。

先月はあじさいが咲き誇っていました!

梅雨の時期の手仕事といえば、梅しごと

2023年の今年は、2歳さん〜98歳の方まで、たくさんの方々と一緒に梅しごとを楽しむことができました!

お子さんには、

青果の青梅や完熟梅などに触れる

新しいお仕事との出会い

高齢者の方々には、

昔からの手慣れた手仕事だけれど

「この頃やってなかったわ〜!」と久しぶりに楽しんで出来る

どちらも新鮮な気持ちで取り組めた、この季節ならではのお仕事だったようです。

ここでは、療育園凸さんと高齢者施設の皆さま、最近はじめた夕方の高齢者見守り事業内での、季節の梅しごとの様子をお伝えします。

《梅しごととモンテッソーリ》

モンテッソーリメソッドに基づいて梅しごとをみてみると、

  • 梅のヘタ取りで、微細運動
茶色いのがヘタかなぁ? 
  • 梅の大きさ比べ
梅をじーっと見つめて…

  • 本物の梅が、青い→黄色に熟す過程の梅の変化
  • 梅の爽やかな香り
  • 完熟梅に穴をあけて、手につく果汁のぺとぺとした感覚
  • びんを優しく揺するお仕事

優しく!?ふりふり!

  • 梅と氷砂糖が、溶け合わさっていく過程の観察

なるほど、転がすという混ぜ方もありますね!

等、手指を使った活動

五感を刺激する行程がたくさんあります。

マイボトルに好きな色の金平糖を選んで、青梅を交互にいれて

好きなシールでぺたぺたとデコレーション!

自分だけの梅ジュースを作って、マイボトルはおうちへお土産に持って帰ります♡

カラフルなきょうりゅうさんシールが可愛い!

《施設にお住いの皆さまと梅ジュース飲み比べ》

施設にお住まいの高齢者の皆様とは、りんご酢入りバージョンや、金平糖をいれてカラフルな2種類の梅ジュースを作りました❤

認知症のため、梅ジュースの作り方や、作ったこと自体を忘れてしまわれる方のために

レシピや、完成までの期間、作った梅ジュースの材料等を掲示します。

毎日のビンをゆするお仕事を通して、

2週間の間、美味しい梅ジュースができるまでの過程を

楽しみにできるよう、視覚的にサポートします。

皆さんが集まるリビングの棚に置いて、変化を楽しんでいただきます!

2週間後に、実食!

意外にも飲み比べてみると、リンゴ酢入りのもののほうが、まろやかなお味でした!

こころなしか、酢の効果か、梅の実もぷっくりしています。

ご自身で作られると、美味しくできた感動もひとしお😊

「おいしい!すっぱい!」のお声が響きわたります。

《母と梅酒を漬けてました》

お若い頃から、梅酒をよく梅しごとをされていた方には、回想法の一環にもなります。

昔に、お母様と一緒に、梅酒を作っていた時のご様子なども伺いつつ、

二週間やさしく振り混ぜる活動をしていただけるよう、説明書きも用意

予めご用意した小瓶に、氷砂糖、青梅、金平糖をいれていきます

梅しごとの絵本をみながら、梅ジュースの作り方を確認。浸けて一週間では、氷砂糖がまだ溶け切ってないので、まだ飲めません!

待ちに待った二週間。

ご家族様のご協力のもと

できあがった、梅シロップは、ゼラチンをペットボトルで降り混ぜて、梅ゼリーに仕上げます❤

ペットボトルをふる動作もリハビリの一環となりますね。

ラベリングで、視覚的支援もばっちり!

できた梅ゼリーの爽やかなお味に、思わずグッドサイン

《七夕に梅ジャムでサンドウィッチづくり》

子どもたちが頑張ってヘタを取り除いてくれた完熟梅は、

後日、甘酸っぱい、おいしい梅ジャムになりました!

七夕の日に、星型にパンをくりぬいて

梅ジャムをパンにたくさんぬりぬり!

みんなで、梅ジャムサンドウィッチを楽しみました☆

口の中に広がる爽やかな香りや口溶けに、所々で笑顔がはじけます!

《本物に触れる喜び》

懐かしくて、新しい、そんな季節の贈り物に、舌鼓み♪

梅しごとは、本物に触れる喜びをもたらし、

昔からの季節仕事を思い出す良いきっかけにもなりますね!

自然からの豊かなプレゼントに、心から感謝した一時でした。