滋賀医科大学卒業後、外科病棟の看護師として3年間勤務。自身の価値観を広げるため、ピースボートで世界一周。そこで出会ったベネズエラの人々の、いきいきとした姿や、シニア世代を「高齢者」と呼ばずに、「延長された青春」と呼ぶ文化に感銘を受ける。

また、世界中の貧困を学ぶ機会を持ったことで、自身の祖父母の住む大阪市西成区の貧困について改めて省みる機会を得る。

同時期に自身の祖母が骨折。入退院を繰り返したことで、徐々に認知症症状が進行。

訪問看護師として、認知症ご本人や介護するご家族との出会いの中で、年齢を重ね、認知症となっても、最期の瞬間まで「自分らしく」生きることを、看護師としてどうサポートをしていけばよいかを考えるようになる。

「自分で選択できる」環境づくりを提唱する、モンテッソーリケアに出会う。

オーストラリアのメルボルンに立地する、モンテッソーリケアを取り入れる老人ホーム・VMCH Bundooraのメモリーユニットにて、ボランティアとして働き、日本では数少ない、モンテッソーリケアワーカーの資格を取得する。

帰国後は、モンテッソーリケアを取り入れる岡山・星の家や、現在は大阪・柴原モカメゾンにてモンテッソーリケアに取り組んでいる。
また、デイサービスで身体・知的・精神障がい者へのケアも行っており、ガイドへルパーとしての経験も持つ。

自身の祖母の、長年の思い出の地を訪ねたいという望みを叶えるため、車いす対応の福祉車両を用意し、外出をサポート。
この成功体験から、オーダーメイドでお一人お一人の日常をお手伝いし、介護保険や外出支援ではカバーしきれない、細やかなニーズに応えることで、心豊かに生きるサポートを提供できるサービスの実現を目指して、株式会社 おひさまを設立。