≪季節の昔遊び≫
ぽかぽか陽気で、春らしさが感じられる毎日です。
桜が満開ですね!
今回は、私がモンテッソーリケアワーカー・看護師・保健師として監修をさせていただいています
療育園凸 さんで、子どもたちと行った
季節の移り変わりにちなんだ、昔遊び ≪貝合わせ≫ の様子をお伝えします。
少し遅くなってしまいましたが
3月の季節行事といえば、ひなまつり。
そして、今回も去年のクリスマスと同じように
私が働かせていただいています、サ高住柴原モカメゾン に、お住まいの
おばあちゃんが、子どもたちのために大活躍をしてくださいました!
≪貝合わせって何ですか?≫
はまぐり?絵?
そう!お祝い事の時に、平成貴族が嗜んだといわれる
昔遊び ≪貝合わせ≫ です!
貝合わせとは、2人以上で行う対戦型の遊びで
お互いに同じ形の貝殻を持ち、順番に貝殻を合わせていきます。
貝殻の形が合った場合、その貝殻を取ることができ、取った貝殻の数が多い方が勝ちとなります。
≪世界にひとつだけの貝合わせ≫
ひなまつりには、大人も子ども楽しめるような昔遊びをしたい!
色や形だけではなく、手触り、重さを感じられるように
本物の貝を使って
オリジナリティの溢れる≪貝合わせ≫にしたい!
そこで
柴原モカメゾンにおられる、絵の先生を長年されてきたおばあちゃんに、ご相談したところ
子どものためならやりましょう!と、一緒に企画してくれました!
小さな子どもたち向けに
「絵は分かりやすい方がいいわよね」
「どんな絵なら子どもたちにはわかりやすいかしら」
と、一緒に考えを巡らせます。
一度描くものが決まってしまえば
下書きもなく、カラフルなマジックペンでさらさらっと書き上げてくださいました!
さすが絵の先生!!!
ハマグリの貝殻に、絵を描いてくださっているご様子です。
心のこもった、世界にひとつだけの特別なハマグリの貝合わせが完成です!
これまで絵の先生として培われてきた技術と
おばあちゃんの、優しさがあふれた一作となりました。
≪はじめまして、貝さん≫
子どもたちにとって、様々な種類の貝がらに触る経験は、はじめてかもしれません。
貝合わせに使われる、ハマグリ以外にも、様々な形や手ざわりの貝に触れてほしかったので
私が沖縄旅行した時に、浜辺で拾った貝殻もあわせて活動に取り入れることにしました。
沖縄ならではの、様々な形のサンゴ礁もあります。
貝のことを理解しやすいよう、5段階に分けて、順を追って導入します。
①地図を使って沖縄の場所の確認
②絵本や資料で、浜辺になぜ貝殻があるのか、お魚のおうちであるサンゴ礁について学ぶ
③実際に色々な本物の貝殻を触って、形や大きさを比べたり
④図鑑で貝の名前を調べたり
おやつの時間になっても、まだ貝で遊ぶ!と楽しそうな様子!
こうして、貝に興味を持ってもらったうえで、⑤いよいよ貝合わせ です!
「あ!ひまわり!」
「これ、(絵が)一緒!」
「あ!(形が)あう!」
「(殻が閉まると)開かない!?」
など、本物に触れたからこそわかる感覚的な発見がありました!
≪貝合わせをすることでのこどもへの影響≫
貝合わせは、視覚的認識能力を養うために非常に効果的です。
正確な位置を見極め、素早く手で操作する必要があるため、集中力や反応力を養うことができます。
相手との協力やコミュニケーションが必要なため、思いやりや配慮の心を養うことができます。
≪貝合わせをすることでの高齢者への影響≫
モカメゾンでも、おばあちゃんたちと一緒に貝合わせを行い、大変盛り上がりました!
ひまわりの絵が揃って、拍手♪
貝合わせは脳の働きにも良い影響を与えます。
貝殻の形状を覚え、素早く反応することで、脳の記憶力や判断力、空間認知力を鍛えることができます。
また、たくさん笑って緊張感を緩和し、リラックスできるため、ストレスを解消することができます。
親子や友人同士で楽しむことができますので
この春は、昔遊びを通じて、子どもたちの成長や高齢者の方々との交流を促してみてはいかがでしょうか。
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