先日、母のご友人から昔に集めていたけれど、今は使わなくなったおもちゃを譲っていただきました。
昔のマクドナルドの景品で、”Snoopy World Tour 2”と箱には記載されています。
大切にしまわれていたので、とてもきれいな状態でした。
各国のカラフルな服を身にまとった、30体近くのスヌーピー!
なかには、トリニダード・トバゴのようなレアなスヌーピーも!
私は小さい頃に英会話教室で、トイストーリーの映画を何度も繰り返しみて育ちました。
ですので、特に生き物を象った、持ち主に大切にされてきた、おもちゃやぬいぐるみには
ウッディやバズではないですが、こころが宿っているのかも?と思ってしまいます。
箱に厳重に包装されて、眠っていたこのスヌーピーたち
きっと、また子どもたちに遊んでほしい!!!と思っているはず。
思い入れのあるおもちゃを譲ってくださった方のためにも
子どもたちに、世界の広さを感じてもらえる教具として活用できないかと考えをめぐらせました。
スヌーピーたちは、私がモンテッソーリケアワーカー・看護師・保健師として監修をさせていただいています
療育園凸 さんに行くことが決まりました!
スヌーピーと一緒に世界地図でぐるり!
世界地図って、見ていると世界って広いんだなぁとわくわくします!
子どもたちも、一緒で
前回、おひなまつり 貝合わせ の時の導入として、
世界地図、日本地図を使った時、とても興味を示してくれていました。
さて、今回は、日本以外にも世界には、たくさんの国があることを学んでいきます。
そのために、とっても大きな絵本も用意しました。
わかりやすい地図区分と、たくさんのイラストで、世界の国の文化を紹介してくれています。
えほんで世界の文化や特色を学ぼう!
引用元:吹浦忠正監修・てづかあけみイラスト(2017年)『ちずでぐるり!世界いっしゅうえほん』パイインターナショナル)
子どもたちは世界地図のページを前に、「ここ、僕の家」と大きな国「ロシア」を指さして言ってみたり!大盛り上がり!
ここで、世界のスヌーピーたちが満を持して登場です。
その国のスポーツのユニフォームを着ているスヌーピーや、各国の民族衣装を身にまとったスヌーピーが、
子どもたちへ、世界を知るための良い導入になってくれます。
このスヌーピーの着ている服が違う…
絵本の中にもイラストが書いてあるね!このムエタイって、何だろう?
タイと言う国の、有名なスポーツだよ!
スヌーピーが着ている服は、どの国の民族衣装かな?
国旗っておもしろい!
次は、その国の名前や文化について知った後は、国旗について学びます。
国にはひとつひとつ、人間にとっての「名札」のように、「国旗」があります!
色とりどりの国旗に、心が躍ります!
国旗の色やイラスト、形も様々なので、自分で好きな国旗に塗り絵してみます!
国旗のバラエティを楽しめる、国旗のペアリングに挑戦です!
国旗のペアリングは、100均の国旗マグネットを使用して簡単に作ることができます。
たくさんの子どもたちが国旗に魅了され、ペアリングにトライ!
お気に入りの自分だけのスポットに、何度も国旗マグネットコレクションした子もいました!
このように、子どもは特に「集中して同じことを繰り返す特徴」があることを、敏感期と呼びます。
マリア・モンテッソーリが提唱した「子どもが何かに強く興味を持つ一定の時期(特別に敏感な感受性を持つ時期)」のことです。
国旗のペアリングとは?
ホワイトボードに貼った国旗に合 わせてマグネットを貼っていく「お仕事」です。 国旗は様々な色彩と、幾何模 様の集大成であり、視覚の敏感期にある子 どもの心をつかみます。
同時に、「文化の敏感期」 の訪れにより、 世界には様々な人々がいるということに 興味を持つようになります。
国旗を合わせることができたら、地球儀 世界地図を広げながら、国の名前だけで なく、様々な文化、 服装や食べ物などにまで話を広げることができます。 真のグローバル人をはぐくむためには、この年代から人間の多様性について語っ ていくことが必要なのです。
引用元:藤崎達宏・伊藤あづさ著(2021年)『子どもの才能を伸ばす モンテッソーリ教具100』三笠書房(P163)
感謝のことば
おもちゃのスヌーピーも、子どもたちが宙を飛ばせてくれて、なんだか喜んでいるように見えました♪
こうやって、子どもたちと楽しい世界いっしゅうに出かけることができたのも、
スヌーピーをお譲りくださった方や、モンテッソーリ教育の本をプレゼントくださった方のおかげです。
ありがとうございました!